専慶流 ●2009年7月1日発行/専慶流いけばな眞樹会主宰・西阪慶眞
オーガスタ(専慶流)

ポイント 
 
近年ヒマワリの品種が進化し、花弁の紅いものが出回ってきている。また、花弁は従来と同じようでも種部分の色が異なるものもあり、扱いにもイメージを一新しないといけない。紅い色の異様な表情を引き立てようと、乾燥させておいたオーガスタを出会わせた。黄色のヒマワリが一層新鮮に見える。


中級〜上級者向けの現代花。ヒマワリは見た目以上に重量があり、バランスをしっかりとっておかないと花器が倒れます。かと云って左右均等では面白くなく、アンバランスな均衡をねらいます。


●花材/ ひまわり、乾燥オーガスタ
●花器/ 二口現代花器(大津寄花堂作陶)       
●花材/ ハマユウ、ダンチク
●花器/ 現代花器(大津寄花堂作陶)       

ポイント 
 
日光があたる場所なら何処にでも育つイネ科のダンチク。3〜4メートルにもなるが、途中で切っておけば、そこから小さい枝が多数出て、生け花には重宝する。茎を割らなければ良く水を揚げます。
 ハマユウは栗の実のような球根を花後に付けます。ヒガンバナ科でよく育ち、一枚の葉が1メートル以上にもなる雄大な姿が楽しめます。花は7月頃。

 

●水揚げ 水切り(ダンチクは酢に1〜2分浸けるとよい)。

ハマユウ(専慶流)

 ハイビスカス ハイビスカス


「蒼い空を仰ぐ」

 本紙原稿に向かった矢先、マイケルジャクソン氏死去の速報が届いた。人種の壁をぶち破った彼の熱い情熱は世界の白人アーティストの心をも動かし、エルビスプレスリーやビートルズに並ぶ歴史的ミュージシャンとして世界中に受けいれられて行った。とくに、巧みな身のこなしのダンスや背景の斬新映像にこだわるなど、ビジュアル時代の幕開けとも叫ばれ、衝撃的動画に誰もが釘付となった。「踊る時に考えるのは最大のミス、感じることが大切なんだ」と本人が云っているように、ジャズ的要素の感性が随所に見受けられ、有名なムーンウオークはゲットーで踊る黒人の子供たちから学んだとか。ハードでスピード感ある動きをさらに高度に生かす回転技術等を貪欲に身に着けるなど、ソロを含めた幅広いアートダンサーとしても不動の地位を築いた。
 11歳で兄4人と結成した「ジャクソン5」でデビュー以来、自分の音楽、自分の映像をこれほどまでに熱狂的に模索し、観客への満足度を追求したアーティストはいないだろうと報じられているが、大雑把でなく、細部にまで神経を費やしていたと聞く。ただ、一方で一般生活とはかけ離れた舞台での生活が中心と云う環境での暮らし、そして、よりハードルをあげなければいけない自らの仕事へのプレッシャー、孤独との戦いは想像に余りある。この7月には大規模な復帰コンサートが予定されていたが、そのための構想思案、体力作り、練習などおそらく限界に臨んだハードな日々であったのではないだろうか。トップスターであるがゆえの心の痛み、苦労は計り知れない。スキャンダラスな大きな側面も憶測が憶測をよんでいるのも否めない。どうぞ静かに大地にオヤスミさいと冥福を祈りたい。

 今年始め、石川遼選手にゴルフ界の頂点であるマスターズから招待状が届いた。そのニュースは、最年少の快挙であり、日本中を湧かせた事で記憶にも新しい。しかし、残念ながら試合結果は思わしくなく、その後、世界ランキングも落としていった。
 ゴルフプレイヤーも完璧なアーティストである。瞬時に環境を読み、芝と対話し、自分の思いの全てを小さなボールにのせる心技体が不可欠なのかも。
 このたび、「空を見上げたら青い空しか見えなかった」と云う深いバンカーに落とした際の境地は全米での悔しさをバネにしたもの。28日の国内ツアーではみごと優勝、自身の手で全英出場の切符を手にした。
 人は孤独な生き物ですね。いかに自分に強く、平常心を保てるか。いけばな人にはそばにある植物が良き友となり、癒しや、浄化の荷担をしてくれる。それにしても日々の重圧、酸欠に打ち勝つのは容易ではない。

             華道専慶流 西阪慶眞


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