花模様/専慶流 ●2012年8月1日発行/専慶流いけばな真樹会主宰・西阪慶眞
いけばな専慶流/シバグリ
●花材/ シバグリ、モンステラ、ストレチア、ヒマワリ
●花器/ 大津寄花堂作、足付き黄釉花器

●夏の炎天下にさらされて成熟する栗。関西では8月末から9月中旬が収穫時期となるが、いけばな素材としてはイガの部分がまだ青い時期、稔りの喜びやカタチそのものを愛でる。葉が多いと折角の実が隠れたり、煩雑に見えるので、葉は極力整理し、茎のしなりに実りの豊かさを表現します。取り合わせは和洋どちらも可能です。作例は洋風素材を選び、モンステラの面を使う事で力強さを持たせています。

ポイント 
 多くの実を付けて深くしなりを見せる栗の茎は、一見撓めが効きそうに錯覚するが、案外折れ易い。枝全体をしなわせるような力を加えながら徐々に曲げるのがコツ。


いけばな専慶流/シバグリ
菊とリンドウを副えて現代風盛花に。

●花材/ ヒマワリ各種
●花器/ 彫紋入り創作花器

ポイント 
 ヒマワリは近年多数の品種が開発され、普及している。ゴッホが描いたとされる燃えるような花弁がぎっしり詰まった品種や、花色が青系や赤系の色などがあり、さらに背丈は大きいものは数メートルになるものから、15センチ程度のものまで、はば広い。
 いけばなには自栽ものを使うのが日持ちや水揚げの点でお薦め。ここでは花中心に捉えた生け方で、多くの本数を使い、質感の異なるもの同士の混在に現代の時空を表現した。

水揚げ 水切り。

専慶流/ヒマワリ各種

 いけばな専慶流/サンスベリアすタッキー サンスベリアスタッキー

観光京都で見た学生の今

 この季節になると近鉄線の車中に見慣れぬ制服の学生がワイワイガヤガヤ…。そう修学旅行シーズンなのだ。一つの車両に明らかに複数校の中学・高校生が乗車している。短時間だったが、今時の学生、それぞれの学校の特徴を垣間見る事が出来る。
 修学旅行のしおりを片手に、グループ分けのメンバーなのだろう、何分後に到着し、その後の乗継は?タクシーにする?…どう見ても中学生。自分の中高生の頃を振り返ると、時代も変わったものだなぁ?と改めて思い知らされる。基本的に長距離?の移動は、クラス単位、現地での見学や旅館に着いてからの狭い範囲?での行動は班単位(そうグループと言わず班だった)が当たり前だったのだ。この変化は明らかに私達の頃との関わる社会観を大きく変えるもの、早くから社会に関わる環境になったと云える。守られながら知らぬ街を冒険?する事と、事前の準備、検討があったにしろ、自分達の器量で見知らぬ街を旅する、それが協調性、責任感等自立を促す事は間違い無い。
 なんと言ってもタクシーを利用するなんて私達の時代には有り得なかった。貸切バスや貸切車両での移動、後は重い荷物を持っての徒歩。そうそうこの荷物も今は宅急便を使う…。あらゆる面で裕福な世の中になった物だと改めて思う。ただ、その裕福さがもたらした弊害?も有る様に思うのは私だけだろうか。タクシーの利用で時間の短縮は出来るが、共に汗水流しながら歩くからこそ見えてくる訪れた街の様子や、互いの仲間を気遣いながら行動を共にすることの意味。重い荷物を持つことの大変さが、荷物の量や準備の仕方への工夫へとつながる…修学旅行で学ぶのは、観光地の歴史や環境だけではなく、仲間とどのように過ごして行くか、ある意味大人への人間形成の一環だったのではなかったか。

 ふと学生達と引率の教師が談笑している様子が違和感あり目に留まった。ファッション雑誌から抜け出してきたような、誰もが振り返って見るような、ミニ丈の派手ないかにも遊び着的な私服の教師。制服姿の学生の中にいる教師の服装としては絶対に有り得な光景だ。常識なんて今時…と言うかも知れないが、校則で学生をある意味縛り、「学生と言う者は…」と常に説く立場にいる教師。この教師、緊急時にどう対応するのだろう、走る事も、病んだ学生を屈んで介抱する事も無理…何が起こるか解らない現代社会、はたして自分の仕事にプライドと責任を持っているのだろうか。お洒落したい年代の学生を制服でしばっているのだから、教師も当然の事ながら人目を引く奇抜な服装は回避すべきではいだろうか。
 今時の教師はこんなものなのかと少し呆れてしまった。他の教師や校長も何ら注意しないのだろう。
 最近の
虐め問題でわかって来た事に「見て見ぬふり」「あたりさわりなく」と云う教育現場の実態。これは職場放棄がもたらした犯罪幇助であり、そのことによって生徒のイジメを拡大。これからの若い命をも奪ったと云えなくもない。

          

            華道専慶流 西阪慶眞


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