いけばな専慶流1998年12月1日発行/専慶流いけばな真樹会主宰・西阪慶眞


いけばな専慶流

花材/洋杉、ネリネ、ガーベラ、カスミソウ

ポイント クリスマスを意識しての現代花。緑、赤、白をうまく組み合わせることがコツで、気取らない姿のなかにも部屋のムードを入れ替える効果をねらう。


いけばな専慶流

花材/石化エニシダ、アニゴザンサス、ピットスポルム

ポイント 
二つの花器を一つに解け合わせたいけ方を「連花」といいます。基本的には器を前後斜めに配し、互いの緊密な“からみ”を試行錯誤させます。線や面、色彩の融合は一つの器では出せない力、動きが期待できるのです。ここでの石化エニシダは直管をすべて取払い、石化だけを曲げて上部に展開させています。


専慶流いけばな 

明日への旅立ち

 間もなく訪れる新世紀、人は今、新たな時代に、何を夢見、思い膨らませて…。遠い日の記憶に残っている人も沢山いるでしょう、少年雑誌に描かれた空想科学マンガの中に登場した憧れのロボットも、夢の超特急と呼ばれていた列車も、今は誰もが現実の中で目にし、利用しているのです。そお、不思議に思う事も感動することもなく当然のことの様に捕らえているのです。そして今、果てしない宇宙への憧れは、スペースシャトルの開発によって、宇宙への旅でさえ夢では無くなりつつあるのです。見果てぬ未来への夢は夢に終る事無く、長い時を経てひとつひとつ、現実のものとなってきているのです。
 ただ、忘れてはならないこと、それはどんな夢の実現も、一朝一夕に実現したのでは無いと言うことです。そこには、多くの人々の熱い思いと、長い長い時をかけた試行錯誤が繰り返され、創造されてきたのだと言うことです。長い歴史の中で積み重ねられてきた事実があるからこそ、そこに新しい思いを重ねることによって、始めて価値あるものが創造発見されるのではないのでしょうか。
 私達の「華道」も同じなのです。新しい時代に何かを求める時、求められる時、そこに古き時代から大切に受け継がれ 語り継がれてきたものの確かな形があるからこそ、新しい物を夢見る事が出来るのでは。そお「基本」と言う確かな形があって、始めて自らの花に向かえる近道となるのです。
 それは遠回りしない一直線の道。一歩一歩踏みしめるその足が、バランスある心の感性の積み上げに欠かせない栄養源となるのです。 
 明年は21世紀への最後の年。世紀末を明るく快活に乗り切りたいものです。

                              華道専慶流 西阪慶眞


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