いけばな写真を上手に撮る

生けた花を綺麗に撮って残しておきたいですよね(^_-)-☆
デジカメで私だけの「いけばなアルバム」を作ってみませんか。
簡易スタジオを作成しましょう!
とても簡単、出し入れ自由、手間いらず!

準備するもの
デジタルカメラ、三脚、壁紙、段ボール円筒芯、テーブル
(市販のロールスクリーン利用もOK)

いけばな写真は背景が大切です。壁面のスッキリしたお部屋は案外見つからないものです。

6畳又は8畳の部屋で準備しましょう
幅1.5メートル程度の壁紙、又はロールスクリーンを吊り下げます。花を置くテーブルは1.2メートルもあれば結構です。


これでは折角の花も台無しですよね(;´_`;)

部屋での撮影には「三脚」は必需品です。各メーカから豊富に出ていますが家庭用に使うだけなら1万円程度で結構良品があります。高さ1.8メートル位に使える三脚なら十分です。(足が三段に伸縮出来るタイプがいいでしょう)

三脚へ、カメラの底にあるネジ穴にしっかり固定します。

壁紙、又は、ロールスクリーンをテーブルの後ろに吊り下げます。紙の幅は1.5メートルあるといいですね。紙は無地で、色は白色が基本ですが、好みによって選択下さい。濃い色は作品が沈みますので明るい色がいいでしょう。

カシャ! テーブルの上に置いて撮影します。うまく撮れたようです。でも、今イチです。
この場合、壁紙をテーブルの後ろに吊り下げてますが、次の図のように壁紙の下をテーブルの上に乗せると本格的ですよ。

壁紙をテーブルの上に敷いた例。
上記の例と比べて下さい、垂らした紙をテーブルの上に乗せただけですが、こちらの方がはるかにスッキリしますヨね。壁紙の長さは2メートル以上が必要ですが、一度買えば永く使えますヨ。壁紙の場合は直径6〜7センチのボール芯に巻いておけば折り型も付かず、綺麗に収納出来ます。紙端を段ボール芯にガムテープで止めておきます。芯の両端を紐で吊っておけば、スルスルっと引っ張るだけで利用出来、とても便利!。

カメラの設定

1、
オート撮影はしません。カメラの設定を、「ノーマル」或いは「マニュアル」にして下さい。
2、
フラッシュは使用しません。陰が背景に写りこむからです。フラッシュ機能をオフにします。
3、
画質とサイズを選びます。なるべく大きなサイズ(ピクセル)で、画質も最高を選択下さい。
4、
感度の調整。部屋は案外暗く、光量不足になりがちです。ASA(感度)を200〜400に設定(400以上に設定すると画像が荒れるので注意が必要)
5、
カラーバランス(ホワイトバランス)と言う設定項目があります。通常はオートに設定されていますが、出来れば部屋の光(蛍光灯、電球など)に合わせると一層綺麗な仕上がりになります。(ホワイトバランスをマニュアルで設定出来る機種は白データを取り込めば完璧です)

撮 影

1、
カメラを三脚にしっかり固定します。
2、
カメラ位置はなるべく作品から離れて下さい。通常の大きさの作品では約3〜4メートル離れます。
ファインダーをのぞいて、なるべく画面一杯に作品がおさまるように、ズーム機能で調整します。
3、
縦長の作品ではカメラを縦にします。
4、
カメラ高さを検討します。通常は作品を鑑賞するのと同じ高さにしますが、花器口辺の前と後ろが少し見える高さがいいのです。
5、
カメラ側で「露出補正」をプラス1程度にしておきます。
6、
カメラ側でタイマー撮影に切り替えます。そのままシャッターを切ると、三脚に固定していても手ぶれを起こすからで、カメラに触れないでシャッターを切るのです。

さて、綺麗に撮れましたか? 上記ポイントを理解願えれば、きっとうまく撮れるはずです、カメラに馴染んであげて下さいね☆(*⌒?⌒)☆
※ 少し慣れて来たら補助光(側面上)を加える工夫をすれば、さらにメリハリと奥行きある写真が撮れます。


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