キウイ
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またたび科
華道専慶流・西阪慶眞
日本でもすっかり馴染みのできたキウイは中国原産。ニュージランドで改良が加えられ、日本には昭和39年頃渡来。以来、耐寒性に優れるうえ、安易な栽培条件などがかさなり、一気に広がった。栄養価が高く、果物やサラダとして重宝する。栽培はいたって簡単で、水はけ、日当たりさえ考慮すれば荒れた地にも適用する。雌雄異株なので必ずそれぞれを近くに植え、棚に誘引させる。重複する不要枝は冬季に剪定、油粕、骨粉などの寒肥を与えてやれば毎年よく実を付ける。
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素材選び
店頭にならぶものは冬季剪定された不要枝を集めてきたもの。キウイの面白さは茎の曲線なので良く曲がったものが良い。枝先の細いものは弱いので、なるべく太い幹のものを選びたい。暖かい部屋で養生すれば芽吹きも楽しめる。
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いけ方
キウイは紅蔓のような繊細な表情を狙うと云うより、絡み合った造形美に焦点をあてる。面白い絡みを作品に昇華するには自然の絡みを一旦解いて、改めて再構成する。なかなか思うようにはいかないものだが、全体の構図をイメージして構築いく。
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水揚げ方法
不要。いたって強く、強い撓めにも耐え、暖かい部屋では新葉も出て緑を楽しむ事もできる。
花材・キウイ、アイルランドポピー 作・西阪慶眞
花材/キウイ、アイルランドポピー
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