花材/アンスリューム、
ウイキョウ、谷渡り
ポイント カウンターやサイドボードを意識した小さな作品。夏期は花持ちも悪いが、作例のように短くいけると案外長持ちする。
アンスリュームを極端に短く扱い、器と密な関係を作り、間には輪にしたタニワタリをチラッとのぞかせ、強烈な色に夏の想いをダブらせている。
このようないけ方では器の形が大切で、器のフォルムに馴染ませる事がポイント。
アンスリューム 最近では左の作例のようにアンスリュームの色もずいぶんやわらかい色調のものが主流となり、深紅の色は敬遠されている。しかし、インパクトを与えるような趣向には深紅は好都合で、その強烈な色は前向きに捉えたいもの。