花材/栗、ワレモコウ、リンドウ、二輪菊
ポイント いけばなで使う栗は、野生種の山採りもので、シバグリと呼ばれるもの。葉付きで使う場合は大半を取り払い、数枚に集約させた扱いとし、あくまでも実そのものを表出させるようにこころがける。また、茎の表情も大切で、真直ぐな幹は少し曲げるといいでしょう。ただし折れやすいので十分注意が必要。
いけ順 栗の表情を捉えて左前方に傾斜させる。前後の空間に配慮し、茎の美しさを捉えます。次にリンドウ、菊を配し、最後にワレモコウを全体に解け合わせるように上下に添えていきます。