花材/ベア−グラス、チューリップ、ガーベラ、カスミ草、他
ポイント
作例はバレンタインのチョコレートケースとして使われている容器三個を使ったもので、二月の行事を明るく爽やかに演出したもの。ここで使った花はすべて「いけ変え」の再利用もの。いわば残りもの料理と同じで、組み合わせは工夫次第。ここではベアーグラスの線に方向性を持たせ、沈みがちな花達のマッスを浮き上がらせています。カスミ草は小さくわけた小枝を丁寧に添え、こじんまりと点在させます。
器の深さは約3センチ。このような浅い花器では水の量も少なくなります。従って剣山は極小サイズで、針の短いものを使用し、できる限り茎が深く水に浸かる工夫をします。