●基本型に準じた色彩重視の生花です。 ポイント ゴールドスティックの茎は多少矯められます。細かい曲がりは強制出来ませんが、ある程度は曲がるので、筋いけのように素直な筋を綺麗に見せるようにします。同じ黄色の花を混ぜる事で異質な黄色の融け合いを楽しみます。 青ドラセナ、ゴッドセフィアーナの二種の葉を組み合わす事で、リズムが強調されています。
ポイント アリアム・ギガンジュームはネギ属ユリ科の植。巨大なニンニクと云う意味を持つそうだが、赤子の頭に匹敵するほど大きな〈ネギ坊主〉が特徴。ここでは坊主の2本に長短を付け、数種のバラと宿根スイトピーに連動させ、最後にオンシジュームを散らばめて春の歓びを明るく、力強く表現しています。
ギガンジュームは頭が重く、倒れやすいため、ここでは倒さないで、垂直に扱っています。その無表情さを打ち破るのがオンシジュームやバラの傾斜。
●水揚げ 水切りで対応して下さい。
ジャーマンアイリス
世界は一つ…
ほんの些細な事で私達の心は優しくも、温かくも、広くも、深くも…、そしていとも簡単に幸せにさえなれる。「えっ、そんなのあり得ない!」って言葉が飛んできそうだが、各地では日々様々な場面で誰もが自然に、無意識の内にそんな境地に立っている人がたくさんおられ、枚挙に遑がない。 電車で席を譲ってもらう、落とした物を拾ってもらう、忘れた物を貸してもらう…受け身の場合そこに感謝の心が必ず生じる。逆に、席を譲る、手助けをするなど人に対して働きかけた場合、思いやりや優しさは無意識の内に心に心地良さと言う糧を残し、それを見る人の心にも共感と言う形で優しさや心地良さを派生させる。これは対人間だけでなく、植物にもまた同じで、春先に新芽を見つけた時、満開の桜に出会った時、澄んだ青空を見上げた時等々、その瞬間の言葉に成らない感動は心の歓びとして心の芯にまで響き、幸せを実感する。これは言葉の上の理想論では無く、確かな現実である。しかし、私達人間は、感情を持った生き物であり、価値観や、学んで来た経験や知識によって人の心の在り様は人それぞれに異なる。何が正しく、何が間違っているのかの価値判断は、多数決の原理を用いる意外に早々に結論は導き出せず、偏った思いも数が多ければその結果が誤った方向へと向かって行く危険性は常に現実問題として存在する。日々の新聞紙面、テレビ等の報道に取り上げられている政治や経済を含む世界を相手の外交問題、未だに人為的ミスが繰り返される原発、えん罪や猟奇的事件、基本的ルールを守れない大人の多さノ悪い事は数え上げれば限りがなく、良い事はと言うとノなかなか思い浮かばない。こんな現実がどんな未来を創造して行くのか…悲しいかな現時点で想像出来る未来に、安全、安心はほど遠い様に思えるのは、誰も同じではないか。
人間だからミスはある、では許されないミスばかりが止めどなく出現してくる。しかし、それさえも、一方的な理屈を付けて通して行けば、黒を堂々と白と言い切ってしまいかねない。あり得ない!納得行かない!…とどんなに声を上げても、数と、力に対抗することは困難。しかし、諦めていては、やつぱり与えれた命に不誠実と言えないだろうか。 東日本大震災の後、津波で海を渡り他国へ流出物が流れ着いたニュースに当時は驚いたが、海を介すれば当然の結果としてあり得る事は疑う余地無し。そして、今回のチリ北部での地震の津波が日本に到達…改めて他国との距離を身近に感じたのは私だけではないはず。地球という小さな星に共に存在する国々。どんなに距離があろうとも、或いは、個々に事情があれ、隣国そのものではないか。しかし、様々な国、地域での紛争は現実であり、多くの命が失われ、多くの人々の生活が脅かされている。そして、その現実、危機は私達にとっても、遠い国の話ではないのだ。助け、助けられというお隣りさん関係、共に身近な繋がりを大切にする事が、穏やかで平和な暮らしの基本となるのだろうが、宗教、価値観、国益問題など一筋縄ではいかないのもまた事実。
華道専慶流 西阪慶眞
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