ポイント
6月に入ると紫陽花が咲き始めます。花弁に見えるのはガクが大きく発達したもので、装飾花。ガクが周囲を囲むように咲く種類を一般に「ガクアジサイ」と呼び、球形全て装飾花になるのを「手まり咲き」と云います。水に濡れた紫陽花に蛍の光がうっすら輝く様は風情の極みで、植えておいてよかったと思う一瞬でもあります。
挿し木は簡単で、栽培には木漏れ日程度の場所がいいでしょう。朝早くに採取し、水切りして少し養生させたあといけるとよく水揚げします。投入や盛花扱いにしますが、大きな葉は整理し、小さな葉を使います。長短の付け方で風情を見出します、現代花ではマッス扱いも可。
ダンチクは風に当てなければ水揚げ、日持ち共によく、庭の片隅に植えておくと重宝。
●水揚げ 水切りの励行。