専慶流 ●2021年4月1日発行/専慶流いけばな真樹会主宰・西阪慶眞

専慶流・ゴールドスティック

 

ポイント 
「学校華道に」

近年学校でのいけばな体験が広まっている。家庭から花器が無くなって
久しく、器の工夫が求められる。子供が手軽に愛用している布製バックにペットボトルの一部を入れ、水を溜めている。剣山は使用しないで、折り曲げた網を仕込み、留めている

 
●花材/ ゴールドスティック、他
●花器/ 幼児布バッグ


●花材/ 紅色ライラック、オクラレルカ
●花型/ 生花「行」

ポイント 

●紅色ライラックは白花種に比して茎は細く、やや弱い。花が開くと淡い色に。素直な枝を手折って生花様式に。葉はオクラレルカを使用し、季節感を。

水揚げ 水切り。

専慶流/ライラック



ミズバショウ  ミズバショウ

愛の芽生え

 「光陰矢のごとし」過ぎ行く時間の早さの感じかたは
人それぞれ、我が身をもって年齢も含め置かれた立場
で異なる事を痛感する。
 先月3月11日、東日本大震災発生から10年を迎え
た。何をもって節目とするのか…10年と言う時間の長
さをひとつの節目と捉えての報道は、例年以上の報道
となっていたことは間違いなく、多くの人がそれぞれ
目にした衝撃で、あの日その瞬間、自身の受けた様々な
状況を、感情?を思い出していたに違いないだろう。決
して忘れられない、忘れ難い事実は終ること無く、それ
ぞれの立場で向かい合う日々が今尚続いている。被災
した人達、ボランティア等々で関わった人達、リアルタ
イムを含め全てを画面を通してしか認識できなかった
人達…、そして、今10年の歳月は、いつか学び知って行
くだろう、震災を全く知らない世代へと繋がってい
る。報道を通して知る現実には常に限界がある様に思
う。誰の目にも明らかな復興の状況は様々なメディア
が取り上げ、繰り返し何度も目に耳に届くが、高齢者等
先の見えない現実のなか、生きることに大変な日々を
強いられている人々の現状は、情報の数も少なく、油断
すると一瞬の画像で通りすぎてゆく。何事も他人事で
はない現実として捉えるとき、当時も今も「今、何が出
来る」という自問自答になる。大きな組織でなければ叶
わないことは沢山ある。しかし、困っている人に寄り添
う事は一個人でも可能なはず、個人だからこそ出来るこ
とも…。

 今自分が置かれた環境下で穏やかに一日を
過ごせることに感謝の思いを忘れないで居ることが大
切なのでは。無責任な他人事のように聞こえるかもし
れないが、穏やかで居られれば、隣の人への気遣いや思
い遣りを忘れずにいられる。遠くにいる人の手助けは
現状では無理。でも隣の人なら…そんな思いで寄り添
うことができれば、被災から何かを学び、被災した人へ
は届かなくても、被災者を思う思いが、この先の誰かの
助けに繋がるなら、そこに大きな意味が生まれる…
と。安易な考えだろうか。
 私の中では、復興に節目などなく、いつか長い時の先
に、そういくつもの時代を要するかも知れないが、人々
の中で全て過去の出来事となる日を願いながら、せめ
て自分の人生のなかで起きたこの現実を、受け止め続
け、常に「何ができるのか」の思いと向き合い、可能な限
り行動したいと思う。偶然か必然か、人生の中で、今新
たにコロナ禍を経験する運命となった。この現状の中
でも、思うこと、考えることは同じ、「今何ができる、今
何をすべき、今どうあるべき」。まだまだ明日何に出合
うか解らない日々、ただ、どんな時も、どんな状況下に
あっても、人へだけでなく、自分自身へも含めて、優し
さや思い遣り、常に人と共に在ると云う思いを皆が忘
れずに共有出来れば、どんな災禍に遭っても最小限に
受け止められ、強く前に向いて歩めるのでは…と思う
のだが…。

 

      華道専慶流 西阪慶眞

 

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花模様  専慶流