花材/パンパス、久留米鶏頭、ハンキングヘリコニア
ポイント 大きな鶏頭の間から吹き出すように配したパンパス。岩にぶち当たる飛沫のように、パンパスを一定方向に細やかに広げ、動きをつけます。
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花材/ノリウツギ、菊、旭はらん、リンドウ
ポイント
ノリウツギは細い湾曲した茎の表情を捉え、左右に動きをもたせます。右から左、左から右に流すことで交差部分ができます。この交差を何処に創るか、それが作品に個性を付ける重要なポイントとなります。作品は剣山2個を使用。
個性ある野生美を
作例のノリウツギは日本の山野に自生する低木で、紫陽花と同様、額の色を茶色に変色させて枝先に残します。湾曲する細い茎には動きがあっておもしろいものです。
まっすぐな素材は低く配し、曲のあるものを中心に構成します。撓めはききますが案外折れやすく、節と節の間を慎重に曲げます。また、額が大きいときは下の方を少しカットして軽快な表情に仕上げます。はらん一枚は面的に扱い、全体の引き締めとします。菊は少し低い目に配しますが、前後に空間をとって奥行きを。
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