花模様2002年7月1日発行/専慶流いけばな真樹会主宰・西阪慶眞


いけばな専慶流

花材/ウイキョウ、セローム、クルクマ、アンスリューム、ルスカス

ポイント 薬草で知られるウイキョウは茎の曲がりが面白い。自然の曲がり、表情を捉え、上に伸びるリズム感をささえるように二種の葉を添える。セロームの茎は多少撓められるので形を整え、面扱いの強さで引き締める。



(伊吹山にて) 

最近のカメラ事情

  日本人ほど写真好きな人種はいないと云われる中、メーカは技術向上に努め、カメラ王国日本を築き上げてきた。私もすでにカメラ歴50年、大型機からコンパクトサイズまで、数多くの機種を手に、カメラの歴史と共に歩んできた。
 ここに来てカメラの「常識」は大きく変わった。それはデジタルカメラの登場である。フイルムを使わないため現像する手間が省け、カメラ店に持ち込む必要もない。自宅のプリンターにつなげばすぐにプリント出来、遠く離れた人へはインターネットを通じ、瞬時に送れる安易さ。最近では携帯電話に極小のデジタルカメラを内蔵したものも登場し、いよいよフイルムレス時代。
 画像データはメモリーに保存されるが、フイルムのように経時変化がなく、色褪せの心配がないのも利点。また、自分で好みの色調に調整出来る自在性もありがたい。
 このカメラのメカニズムを簡単に説明すると、レンズから入ってきた映像(光)情報を電気信号に置き換え、チップに記録させると云うもの。一見シンプルに見える仕組みだが数多くの専門技術が凝縮されていて、そこが各メーカの競争にもなっている。
 カメラに弱い人にはちょっと難しいかも知れないが、以下の事ぐらいは知っておきたい。
 ●画素数 データ量。平たく云えば木目の細かさである。画素数が多いほど鮮明度は昇がる。但し、データ量が増えると、撮れる枚数は少なくなる。また、性能のいいパソコンが必要になるなどデメリットが生じる。(画素数は200〜300メガピクセル程度あれば十分だろう)
 ●レンズの明るさ 視力のいい人は暗いところでも文字が読めるように、レンズは明るい方が有利。とくに暗部を綺麗に再現させるためにはF2.5〜F3程度は必要だろう。
 ●ズーム比 ズームというのは被写体を大きく写したり広範囲に収めたりする装置で、ズーム比が高いほど遠くの物体を大きく撮影出来る。いけばなは少し離れた位置から撮影するのでズーム機能は不可欠と言えよう(3〜5倍あれば十分)。
 ●記録容量 メモリーと表示されているが、多いほど撮影枚数は多く撮れる。しかし価格も上がる。32〜64メガバイトを二枚用意すると重宝する。また、撮った写真(データ)を保存、整理するにはコンピュータを経由して記録するCDやMO等の機器が必要となる(扱いの点ではMOが有利)。
 ●電源 普通カメラの数倍の電気を必要とするため、充電式電池を使う。専用バッテリーを用意しているメーカもあるが、いずれにしても交換用も購入しておきたい。
 ●ストロボ 暗い場所での撮影で光りを照射させる装置。通常、暗い所では自動的に発光するように設計されているが、いけばなではなるべく照射させたくないので「入る」「切る」選択機能が付いているものが良い。
 以上の点を考慮して機種選択するが、見落としがちなのは「色再現性」と云うカメラ本体の処理能力。カタログ上では判読出来ないチェック項目だが、最も重視したい点。できればプリント見本を見て、暗部の再現が綺麗かどうかがポイントとなる。
 表紙写真を見てほしい(ソニー、サイバーショットF505使用)。天地の背景の色に濁りがあるのがわかるだろう。色調節をしてもこの程度なのだから、デジカメは発展途上で、未完成であることは否めない。数ある機種の中であえて推すとすれば色再現性が安定しているオリンパス製。カメラ知識のある人はシャッター、絞り、ピント、ホワイトバランスなどが自動、手動の切り替え出来る機種をゲットしたいところ。しかしこの機能の備わった機種はプロ用(ボディ価格50万前後)しか販売されていないのが実状。

                                華道専慶流 西阪慶眞


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