2002年8月1日発行/専慶流いけばな真樹会主宰・西阪慶眞


花材/エンコウ杉、花とうがらし、デンファーレ

ポイント 猛暑8月の花材は日持ちの面で素材選択も難しい。関西ではお盆を迎えることから朝鮮槇一色となり、緑がテーマとなる。エンコウ杉は洋種の配材にもよく調和するが、煩雑な枝の整理がポイントで、流れを強調したい。 


花材/ホオズキ、青ドラセナ、トルコキキョウ
オーニソガラム

ポイント お盆のお供えに欠かせない「ホオズキ」は、宿根草で、一度植えると毎年綺麗な実を楽しませてくれる。土質は選ばず、陽があたる場所なら鉢植えでも可能。虫が付きやすいので一ヶ月に1〜2回の殺虫剤散布は不可欠。切り花では切り口が腐りやすいので根元を痛めない事が大切。剣山生けの場合は水切り後、一回で挿し定める事。枝先の若い葉を残す場合もあるが、実を主体に見せる事から不用な葉はすべて切り取る。しかし、借り葉、すなわち他の観葉植物を添えて赤色にコントラストを。
 ここでは現代花器に投げ入れ手法でいけているが、直上的には留めにくいものである。ホオズキ二本の足元をあらかじめ針金等で留めておくと安定しやすい。夏期は二日に一度の水の入れ替え、切り口の更新は是非実行したいもの。 


(アメリカデイゴ) 

生きる理想十ケ条

 最近「きれる」と言う言葉をよく耳にする。
 「きれる」とは、理性の限界を越える、或いは、自分の意にそわない事に対し抑え切れない不満が生じると言う意味なのだろう。しかし言葉の意味としては理解できるが、最近、性別、年令を問わず余りにも軽く使われすぎである。結果、その言葉の先にある虐め、虐待、様々な犯罪への可能性が大きいと聞かされると、現代社会のあり方にどこか問題があるように思えてならない。
 古い話だが「おしん」に象徴される、我慢し、耐え忍ぶ事が当たり前とされ、それが美徳とさえ思われていた風習とはまるで異なる。どんなに理不尽な事であろうとも、一切口に出さず、分をわきまえ、日々働いたと云う。そんな時代のあり方を、肯定するつもりは毛頭無いが、全てが「自由」「平等」の名の元に生きる今の風潮は、いつしか自由の意味を履き違え、理性も分別もない自己権利だけが一人歩きしているように思えてならない。ほんのささいな「きれる」と言う安易な思いが、世の中の様々なルールを乱し、時には目を覆いたくなるような惨忍な犯罪へと発展、さらには人の命まで奪う事に繋がっているとすれば由々しき問題である。
 これを「理性ある判断能力の低下」と醒めた眼で眺めるのではなく、私達ひとり一人が再度意識改革し、立て直さなければ食い止める事は不可能だろう。
 ここで提案がある。家族会議を開いてほしい。そこで個々の「理想10ケ条」を掲げ、実行に移す。家族全員の相乗効果とあいまって、自分自身の向上を皆で支えあう事が出来、本人だけでなく家庭内にもやる気があふれ、自然と笑顔が戻って来るのでは…と思うのだが。

 ちなみに私は次の「理想10ケ条」を揚げている。

   1. 無償の愛を実践できる人になろう
   2. 自分に厳しく他人には優しくしょう
   3. 多くの人に夢を与えられる人になろう
   4. 何事も人のせいにしない人になろう
   5. 決断できる人になろう
   6. 手を抜かない人になろう
   7. 自分の心の声を聞ける人になろう
   8. 自分との戦いに勝つ根性をつけよう
   9. 青春をつらぬく人になろう
   10. 「感謝」の気持ちを持ち続けよう


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