2004年5月1日発行/専慶流いけばな真樹会主宰・西阪慶眞

花材/洋シャクヤク、鳴子ユリ

ポイント 
芍薬生花で最も重要なのは葉の扱いである。葉は中心部に引き寄せ(一部絡ませる)余分な葉や汚い葉は整理し、すっきりまとめる事につきるでしょう。枝の選び方はくの字に反った枝を天に、人も少し曲になったものを選び、花は上に向く事。弱い茎には添え木を。水切りは不可欠。






花材/シペルティー、百合、ドラセナサンデリアーナ

ポイント 
シペルティーはアリアム(ネギ科)の一種で、花柄が20〜30センチにもなるほど長いのが特徴で、打ち上げ花火のような豪華さ。したがって、この豪快な球形扇状美を損なわない組み合わせと、構成を試行する。


ツルバラ

心の休息と継続

 この春新入学、就職された方はホッと一息のゴールデンウイークであろう。とくに新しい職場では緊張や周囲の期待に精神的疲労も大きく、ちょっと一休みにはグッドタイミング。焦る事はない、人生は長丁場。健康こそが最大の資本である事を考えれば、上手な休暇の過ごし方の模索もまた新たな能力なのかも。好きな読書をするのもよし、郊外に出掛け緑のシャワーの中でイオン酵素を思う存分取り入れるのも良いだろう。
 期待と夢…。未知数とは云え、胸躍る心はいつまでも健全に、そして持続させてもらいたい。ある人の言葉を借りると「この世に、継続に勝るものはない。才能は、継続に勝ることはできない。才能がありながら成功を収められない人は山ほどいる。天才も継続に勝ることはできない。恵まれない天才などはほとんど語り種となっている。教育も継続に勝ることはできない。この世は教育を受けた落後者だらけだ。継続と決意こそが、絶対的な力なのである。」 また、ゲーテも「最初の一歩を踏み出しなさい。階段全体を見る必要はない。ただ、最初の一段を上りなさい。できると確信しよう、できると夢見ようと、まず始めることだ。あえてやってみることが、天才を、パワーを、マジックを生むのだ。勇気を出すのだ、そうすれば、あなたはそれをするパワーを授かるだろう」と云っている。
 こうした教えを先達は沢山残してくれているが、実践は安易なようで難しい。それが凡人というもの。
 過日ノーベル賞を受賞された田中耕一氏がタンパク質の質量、分子一個一個の重さを計るシステム法を確立したのは、ちょっとした手違いからの偶然の発見だと聞いている。
 また、街の発明家と言われる半数以上が普通の人であり、洗濯機の糸くずを集める袋を思いついたのは家庭の主婦。また、つま先に体重をかけた歩行がダイエットに効果があることにヒントを得て、スリッパのかかと部分を切り取り、ダイエット履物を考案、何十億円もの商取引をしていると聞くのも一般の女性。
 いずれの場合も共通する事は「真剣」に立ち向かう強い姿勢を持ち続けている事である。継続は力なりの諺通りであり、継続する心が、ここ一番のチャンスを掴むのであろう。運、不運にヤケを起こし、さじを投げてはいけない。「運」と云うのは、たえず変わる。いま後頭部にがんと一撃をくらわせたかと思うと、次の瞬間には砂糖をほおばらせてくれたりもする。大事なのはただ一つ、へこたれてしまわないことだ。すなわち信念を持って継続する事、これこそが必勝秘訣の第一歩ではないだろうか。
人間の心はもろく、壊れやすい。思うように進まなかったり、不運の連続があればどうしても心が揺らぐ。いけばなをやっていても必ず幾重もの壁が立ちはだかる。どうしてもうまくいけられない、思うように入らないといったスランプが続くもの。この時にこそいかに冷静に花と向き合えるかが鍵を握っているのである。冷静であれば必ず相手(花)の心が読み取れ、バランスも計れるようになり、アイディアも浮かぶというもの。平常心を保つ訓練、自信を持つ訓練、それこそがいけばなの側面でもあり、花で教わったノウハウを是非とも仕事にも生かせてほしいものです。数少ない大きなチャンスを逃さないためにも。

                                 専慶流いけばな真樹会主宰 西阪慶眞


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