花模様06.4.1 2006年6月1日発行/専慶流いけばな真樹会主宰・西阪慶眞

専慶流・コデマリ

初夏を代表するグラジオラス。今期はバラなどと同様多彩に出回ります。扱いは色彩本位で、先端の伸びた蕾は摘み取っておきます。また花は上下に連なって咲くので、全体の花を眺めながら配置バランスを考えます。茎は単調なので少し斜に配し動きと変化をもたせるといいでしょう。

剣山でいける場合は横長の花器に2個剣山を置いていけるといいのです。

花型/現代花

花材/グラジオラス、エミール、ブプレジューム

花器/黒創作花器

父の日の花はバラとされています。何色でもいいのですが「心からの尊敬」の花言葉が白バラにあたえられていることから、白色を贈る人が多いようです。ちなみに紅いバラは「情熱、愛情」だそうです。

ここでは花言葉にこだわらず、明るく開放的雰囲気を大切にいけてみました。

いけ方はまず、背の高いバラ2本を左前方に配し、さらに深く傾斜させた数本を組み合わせ左の動きを強調します。
次にカスミソウを入れます。バラの足元(前後、中央を含む)低くに入れ、それから中程度、そして長いものと云う具合に、低いものから順次入れていくのがコツです。全体的には半円球のイメージで長短をつけながら構成します。

最後に青紫のデルフィニュームをカスミソウの中に馴染ませるように配し、色彩バランスをはかります。

水揚げは水切りで十分ですが、いけあげるのに時間をかけず、痛めないよう手際よくいける事、そしてバラの刺は取らない事がポイントです。そして、葉は重要です。丁寧に扱い、多すぎる場合は少しカットします。

花言葉:愛、恋、美

花材/バラ、デルフィニューム、カスミソウ

専慶流・キフジ

専慶流・キンカン 職場の文化高揚

 
 若者の代名詞として「新人類」という言葉が使われた時代があった。 基準は定かではないが、社会人らしくない、いわゆる一般的な常識に当てはまらない若者に対して使われ始めた言葉だったが、その言葉も最近では耳にすることはなくなった。それは決して当時言われていた新人類なる若者が存在しなくなったり、陰を潜めた訳でもない。それどころか、反対に新人類と取り上げられていた頃の若者が今では当たり前となったからに他ならない。その勢力は、自由という本来の意味、善し悪しの判断さえ見失わせる程の流れを形成してしまった感があるのは私だけだろうか。
 ある会社へ出入りする営業マンの話をしよう。始めに、決して特別な一人ではなく、日常茶飯事である事を知っておいてもらいたい。そして、おそらく今の新社会人の指導的立場に居るのが当時の「新人類」と呼ばれた世代である事も。
 ノックも無くドアを開け入ってくる。当然「失礼します」や通常の挨拶もしない。セキュリティーが問われる昨今でなくても身分の提示は当然の事。しかしそんな事はおかまいなし、時間内に仕事さえ終われば良いと思っているのか、挨拶もそこそこに相手の状況もわきまえず本題に入る。もっと酷いのは、自分の目指す課までの通過点にある他課やすれ違う人達には挨拶どころか目もくれず、ずかずかと通り抜け、帰る時も同様である。第一印象は云うまでもないが最低最悪。個人もだがその業者に対する評価が下がるのは当然だが多分そんな現状など知る由もなく、優秀な人材として雇用しているのであろう。
 しかし、我々の世代では常識はずれの、理解できないこの行動を、不思議な事に当の本人は失礼な態度だとは思ってもいないのだ。繰り返されるそんな行動を見兼ねて注意をすれば、意外に反発も無く改善されて行く。話してみれば決して悪気があっての事ではなく、それが違和感無く普通の事としてここまで生活して来た結果の様なのだ。ある意味良い年をして今更…と思えるのだが知識として知っていてもそれが使えない、使い方が解らない。指示をされれば云われた事は立派にこなす…それが現代の若者の様である。「これが常識」「そうすることが当然」と理解できれば、無条件に次回からの態度は変わってくる。今時の若者は常識が無いと苦虫を噛み潰したような顔でただ睨むのでは無く、今更と言う思いを捨て、向き合った相手に一つずつ教えてやるのが年長者としての務めなのかも。実地教育されていなかったのだから教えてやれば…の回路に立てばいい。
 言われなくても自らの経験と考えに基づいて行動し努力したのが昔の若者なら、言われた事や与えられた仕事は完璧にしようと努力するが、どうも余分の仕事に結びつきそうな事柄には手を染めないというのが今時の若者の様だ。
 ところで、近年、伝統文化の研修を各教育委員会でとりあげ、教員を対象に受講を薦めている。15年程前までは企業、職場でも文化サークルを設け、社員の資質向上に努力したもので、その効用は大きく、世界に例を見ない和とゆとりに貢献していた。学校だけでなく、各種団体での文化への見直しを大いに期待したい。


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