花模様ロゴ ●2014年9月1日発行/専慶流いけばな真樹会主宰・西阪慶眞
いけばな専慶流/ニシキギ
●花材/
ビバーナム、ニシキギ、モンステラ
●花器/
球形創作花器、大津寄花堂作陶

●絡ませる。

 「ニシキギ」は落葉樹で、春から夏には緑葉を、そして秋には紅葉を愛でますが、コルク質の荒々しい木肌に焦点を絞った造形的扱いを楽しむことも。

ポイント 
 葉は全て取り、幹だけにします。そのあと、幹を自由なカタチに曲げて、絡ませていきます。左の作例は球形の器から飛び出したような動きを求めて全体を左前に傾斜させていますが、器のカタチに連動させた構成を。

●立体構成 下記作例は器の上方に絡みを構成し、ピンクのアマクリナムと紫蘭の葉を同化させ、新鮮な息吹を投げかけています。


専慶流/ニシキギ

●花材/
ノイバラの実、ライスフラワー、モンステラ
●花器/
創作花器

ポイント 
 9月に入り気温が下がりはじめるとノイバラの実が紅く色付いてきます。
細い茎は少し撓めて流れをつけ、左前方方向に動きを求めます。モンステラの葉の面を効かせて引き締め、中央にライスフラワーを直上的に伸びやかな勢いをつけ、ノイバラの流れに対比させます。
球体花器はそれ自体、不安定ですが、その反面で大きさに比して軽く感じます。動きを求める際の器選びのヒントになります。

ノイバラ

 専慶流/ふじばかま ふじばかま

まだまだ捨てたものでは…

 新聞、テレビ、IT関連等多種多様な報道伝達の手段は、パソコンや携帯電話等の情報媒体機器の開発、普及によって、より速く、無差別に、広範囲に、誰もが同じ情報を共有出来る環境を造り出した。それはまた、望む望まないに関わらず、「言論の自由」を掲げる憲法の下に、報道の自由、知る権利の主張等により、我先にと競い合って発せられる情報量は日に日に増大化。場面校正よる問題が無ければ、ここは開けず後の文を詰めて
とてもありがたいことだが、一方で、受け手は特に注意して読まなければ、そこにある不透明な部分が曖昧な形でベールに包まれていたり、美化されて表現されていたり…うっかり記事に乗せられてしまう危険性がある。つまり、個人の思いが否応なく湾曲されたり、洗脳される事も。溢れる情報の中では、取捨選択能力に益々の磨きが要求される。
 報道に煽られたり、流される人が少なくなったとは云え、オレオレ詐欺の巧妙化と同様に、情報発信にも手が混んでいるのでは。表面に見える意見がはたして多数なのか少数なのか、或いは最初から「嘘」「作り話」なのか。その真意はともかくも、惑わされずどこまでも自分自身の心と向かい合い、結果としてその判断に、自己責任を持たされている事を再度確認しておきたい。
 いつか目にした、人の興味を煽れれば、そこにある真実は問わない…公然とそんな事を言った記者がいた。今、当たり前の様に報道されているニュース、多数ではなく極少数意見でも、視聴率、購買率を上げるものならそこに焦点があてられている現実もあることを認識したうえで、私達は自分の考えをしっかり持つことが必要。情報社会は進めば進むほど、情報の多さにどれが真実かを見極めるのがますます困難に。人に左右されない、ぶれない自分でありたいもの。
 情報社会と言えば…こんなことも。先日電車に乗った折、平日にも関わらず制服姿の学生の少なさに、ふと違和感を感じながら、その理由が夏休みに入った為だと気づいたのは何日か後だった。私の場合、電車に乗らなければ夏休みに入った事に気づくのはもっと後になっていたかもしれない。

 ところで、あなたは電車内でどのように過ごしていますか?。混んでいて不愉快、座れてラッキー等様々な思いの中で音楽を聴いたり、本を読んだり、仮眠…きっと様々でしょう。しかし、この電車の車内、ちょっと見方を変えれば実は情報の宝庫、世相を一番表している場所だと思いませんか。ガソリンの高騰に電車の利用が日常的になった私は、この車内の様子を結構楽しんでいます。車窓の外の景色に気候の変化を、持ち物や服装に季節や今の流行を、耳に届く会話にそれぞれの世代の感じ方、考え方を、席を譲るなど、車内のマナーに見る人の行動に現代人の有り様を…また、中吊り等広告の中には、世界情勢から趣味の範囲に至るものまで多岐に。今、最も旬な話題、情報が溢れているのです。漠然と見るのも良し、意図して情報を吸収してみるのも良いかもしれない。情報だけではなく、偶然隣り合わせた人との会話が新たな出会いや大切な繋がりのきっかけになることも確かにあるのです。もしも、電車に乗る機会があれば、ちょっと辺りを見回してみて下さい。あなたにも意外な発見、出会いがあるかもしれません。電車の車内、限られた空間と時間の中であっても、貴重な確かな情報収集の場である事は間違いないのです。
○それにしてもスマホ依存症?ではないかと疑いたくなる光景は無味乾燥。食事中も放さないと云う人にあってはもはや完全な中毒症。交流の場でスマホを手にソワソワしている光景はまさに異常。ITとの上手な付き合い方、マナーもわきまえたいもの。
 〈・嬉しい事件報告・〉 昨年末、軽量タイプの外国製「三脚」をゲット。カメラを固定させる道具だが、単純機能とは云え振動を吸収するしっかりした造りが要求される。使い勝手もよく、快適に使用していた愛用品だが、うっかり行き先で置き忘れた。失くした事を知ったのは2日後の事。半ばあきらめていたが居ても経ってもおられず、当日の行動を思い出しながら順を追った。思い当たる3カ所目で無事保管されていた。諦めていただけに再会の歓びはひと塩。それ以上に、心やさしい人が健在である事実に涙が出る程の感動。届けて下さった人に心からの感謝。

             華道専慶流 西阪慶眞


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