いけばな専慶流1998年6月1日発行/専慶流いけばな真樹会主宰・西阪慶眞


いけばな専慶流

花材/がま、ちんしばい、桔梗、睡蓮

ポイント がまの葉は自然の流れをなびかせ、そこえちんしばいをうまく混ぜ合わせる。
睡蓮は前後に配し、足元に3〜4枚の浮き葉と一枚の巻葉で引き締める。水盤の水は並々と張るのがポイント。


いけばな専慶流

花材/エレムレス、サンデリアーナ、菊、ミスティーブルー

ポイント 
剣山は2個使い、エレムレスの空間を広くとって、左右に立ちのぼる表情に力をもたせる。ミスティーブルーは横枝の流れを強調させる。


専慶流いけばな 

花との語らい

 花便りに誘われて各地を訪ねているが、今年は気温が高いせいで楽しみにしていた春の花達は急ぎ足で駆け抜けていった。クレマチス、薔薇の見頃も終り、早くも紫陽花にバトンタッチ。早いところでは花菖蒲が咲き始めたとか。近年はとくに異常気象続きで、高温と日照不足が花の色にも影響をあたえているようで、ちょっぴり残念。
 こうしたなかでいけばな素材も前倒し傾向にあるが、早く生育した関係で、全般的に軟弱な素材が目につく。一見、幹も太くしっかりしているかのようだが、うどの大木。彼女達は夜間の冷え込み、日中の強い紫外線にあたってこそ本来の特性を備えるように仕組まれている。
 言うまでもなく「水揚げ」、「日持ち」ともに悪い。したがって「水切り」の後、「素早くいける」ことは最低条件となる。

今期のいけばなは水そのものにも目を向け「涼感」を誘いたい。大きな水盤に満々と水をたたえたいけばなは今期ならではの風趣をかもし出す。
透明ガラスから覗く水にも深い魅力がある。
 器はプラスチックなどの雑器でもよい。
 浅い容器には浮き花、深い容器は水中花など、水の内外から新しい視点で植物を捉えるのもまた新鮮な感動を呼ぶに違いない。
 蒸し暑い時期だからこそあなたのアイディア、勇気で室内を一新させてみてはどうだろう。

                              華道専慶流 西阪慶眞


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