いけばな専慶流1999年2月1日発行/専慶流いけばな真樹会主宰・西阪慶眞


いけばな専慶流

花材/エリカ、シンビジューム、ガーベラ、アレカヤシ

ポイント エリカはマッス的素材だが、整理して空間を見せ、軽やかな動きを捉える。また、人のアレカヤシは人添に替え、草花と混ぜると色に深みがつきます。


いけばな専慶流

花材/ユーカリ樹、アカシヤ、アネモネ

ポイント 
専慶流指定小品花器に対称型にいけた現代花。上部に展開させたユーカリに左右の動きを求め、中央部に黄色いアカシアを配し器との連携を。アネモネは引き締め役で、点在させないことがポイント


専慶流いけばな 

感動ある生活って素晴らしいですね

 感動に涙溢れて…なんて経験が最近あったでしょうか。
 「一生感動 一生青春」は私の好きなフレーズですが、自然の中にとけ込めばとけ込むほどに、四季折々の姿、形に教えられることが濃くなるものです。よく見ればたとえ同じ景色であっても昨年と今年では違った雰囲気をかもし出し、感動の内容も微妙に、あるいは大きく異なります。だから自然はあきることがないのでしょう。
 今月2月の別称を如月(きさらぎ)と云うのはご承知のところでしょう。でも、一月と同じと云う意味に加えて「更正」の意味が隠されていることはあまり知られていないようです。外観は冬眠している植物達も、実は土の下ではすでに活動が始まっていて、春の芽吹きに備えた着実な供えを展開しています。より多くの栄養を土壌から吸収させるために新しい根を、それもより多くの分岐を促すための大切な準備をしているのです。
 如月、それは植物達が更正する様が隠された言葉で、決して何もしない「冬眠」ではないのです。
 吹きすさぶ北風にややもすれば消極的になりがちなこの季節。今年は特にインフルエンザに打ちのめされた人も少なくありませんが、来るべき穏やかな春の日のための大切な足元がための月で、凛とした姿勢が求められているのです。
 いけばなの世界でも日頃敬遠しがちな「生花」に親しむ季節。少し時間をかけてその神髄をさぐり、更正の機会をつかむチャンス。温室技術のおかげですでに店頭には春の草花をはじめ花木類でにぎわい、素材面でも恵まれています。
 表面の華やぎ、美しさに流されがちな時代だからこそ、時間に追われ普段なかなかできない技量を駆使した格調高い生花にも静かに向かい、日常生活の中の感動に、幅を広げる「根」としたいものです。
 姿勢を正し、きりっと身をひきしめる…そお、凛として向かう大切な2月をあなたとともに精一杯努力したいものです。

                              華道専慶流 西阪慶眞


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